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HERO2  最終回  キムタク熱弁 [HERO2]

HERO2終わっちゃいましたね。

井上順さん演じる元検事の国分秀雄と木村さん演じる検事・久利生公平の
やり取り・・・感動でした。
さすが、法廷では、スーツをびしっと決めてましたね。

久利生が裁判員などに自らの思いを伝える場面は印象的で、台本5ページ分という
場面、頑張って書き起こしてみました。
お楽しみ下さい。
それでは検察側質問して下さい
久利生「はい」
立ち上がって
「国分秀雄さん、あなたが検事でいらっしゃったのは、いつからいつまでですか?」
国分「任官したのは、昭和53年4月、退官は平成12年12月です。」
久利生「12月?中途半端な時期にお辞めになられてますね、その時、あなたはおいくつでした?」
国分「51歳でした。」
久利生「51?定年までは、まだ何年もありますよね?」
国分「途中で退官する検事は、たくさんいます。」
久利生「でも、ほぼすべての検事が、退官後は弁護士や法律関係の仕事につかれてますけど・・・
あなたは、完全にリタイアされた」
国分「のんびりしたいと思っただけです。」
久利生「お辞めになられた理由は?」
しばらくの沈黙・・・
「あなたは今、審理されている平成11年、その事件を起訴したあとに
翌年7月の7日、国立市で42歳の女性が刺されるという、その事件にもかかわってらっしゃいますよね?」
国分「はい」
久利生「警察の調査資料によると、その時も南雲尊之(としゆき)の名前は捜査線上に挙がっていました
でも、結局、犯人はつかまっていません。
それから5か月後、いきなり、あなたは退職されてますよね?」
「この2つの事件が、あなたが検事をお辞めになる理由になったんじゃないですか?」
国分「どういう。。。意味でしょう?」
久利生「どういう意味?・・・」
はぁ~とため息をつく久利生
傍聴席でメモを取りながら、会話をしている人
久利生、後ろを向きながら・・・考える
何かがわかった表情の久利生・・・
ざわつく傍聴席・・・
久利生
「裁判員の皆さん、皆さん、こうやって裁判にかかわるのは・・・たぶん初めてだと思うんですけど・・・」
「思いませんか?!」
歩きながら・・・
「裁判って何でこんなくだらない事やってるんだろう?」
裁判官のほうに・・・あっ、すいませんって微笑みながら・・・
「やっ、僕は・・・いまだにそう思っちゃうんですよ。」
「やっ、さっきから、僕ら・・・
真実はこうだ!」
「や!違う!意義あり!」
ってやってますけど・・・本当の事は真犯人が全部わかっちゃっててるんです。

滝さんは、何故亡くなったのか?
過去の事件は、誰がやったのか?
15年前の事件の真相は?
犯人さえ、真実を話してくれれば、こういう裁判は必要ないんです
でも・・・ふっ(苦笑い)嘘をつかれると・・・いきなりわけがわかんなくなるんですよね
だから、当事者でもない僕たちがあ~でもない、こうでもないって議論しあうんです。
犯人の心の中にある真実っていうもの
それが正義の名のもとに許されるものなのか?そうでないのか?を
いま、正義って言いましたけど・・・
正義はひとつじゃないんです
僕たち検事は、僕たちは悪人は絶対に許さないという正義があります
そして弁護人には、依頼主を守るという正義がある
そして、皆さん
裁判員の皆さんには、僕らの主張をよ~く聞いてもらったうえで
法と良心に基づいた公平な判決を下すという正義があります。
みんな、それぞれの正義を信じて、それぞれの立場から、
被告人に光をあてることによって、真実を浮かびあがらせていく、それが
裁判なんです!!
そこには、すっごい大事なルールがあって・・・
それは
犯人は嘘をつくかもしれませんけど・・・
それ以外のこの法廷にいる人すべて ぜったいに正直でなければならないということ 正直でまっすぐな光をあてなければ、真実が見えてこないんです。
裁判は・・・成り立たなくなっちゃうんです。
傍聴席の面々にカメラが移り・・
今まで、裁判長席を向いていた久利生が振り返り・・・
久利生「国分さん、お答え下さいっ!
今あなたが誰かに何かをおっしゃりたいとすれば、それは誰に対してですか?」
国分「えっ~?」
久利生「あなたの起訴は間違いだったと言い出した僕たちですか?」
それとも・・・裁判員の皆さんに?」
「それとも、今そこに座っている被告人 南雲尊之(としゆき)に?」
「国分さん、誰にですかね?」
国分、久利生の検事バッチを見ながら・・・
「大友さんです。」
ざわつく傍聴席・・・
私が起訴した大友しんいちさんに
「大友さんに何を?」
「申し訳なかったと・・・」

裁判長!事件とは関係のない質問です。
検事は、証人が間違えた事をしたかのように話を誘導しています
審理の対象は、被告人であって、証人ではありません

「聞きたいです。私は聞きたいです。証人の答えを・・・」

「僕もです」

「私も聞きたい」

裁判長から「質問を続けて下さい。」

「大友さんに申し訳なかったと国分さんはおっしゃいましたよね?」
「何が申し訳なかったんですか?」


先程の弁護士さんの質問に、私は嘘をついてはおりません

あの時、私は確信を持って、大友さんを起訴しました
あの時は・・・です。
しかし、それから一年もたたないうちに同じエリアで
同じような事件が起き、そして、同じ人物が被疑者として現れた

その時、初めて、私は、大友さんを起訴したのは、間違いだったのかもしれないと思いました。

「裁判長!」といって抗議するが・・・

「何も問題ありません。質問を続けて下さい」

「大友さんを起訴したのは、間違いだった?・・・では、だれを起訴すべきだったと?」
「南雲尊之(としゆき)です」
「最初の事件で気づくべきでした、あれも南雲の犯行だったと。。。」
でも、もう遅かった。。。
「遅かった?」
「私が起訴した大友さんは、その時、すでに亡くなっていたからです。」
私にはもう検事を続ける資格はないと思いました。」
だから、退職された・・
私は、自分の過ちと向き合うのが怖かったんです・
被害者は、事件は解決したと喜んでおられ・・・
有罪判決を受けた大友さんは死んでしまいました。
今更、本当の事を言っても、喜ぶ人間は誰もいない・・・そう、思ってしまったんです。
しかし、その結果は、さらに3人が傷つけられ・・・一人が亡くなられた・・・
私の罪は重い

裁判長!検事の誘導で証人は混乱してます
彼は我々の証人です
あらかじめ申請した証言内容と全く正反対の事、言ってる!

私がこの法廷にきた理由は、あなたに説得されたからじゃない

15年前の事件が追起訴された時から、私は迷っていました。
法律家を辞めたから、関係ないじゃすまされない
これは、人としてどうなんだ?って話だ。
国分、立ち上がって・・・
「私は懺悔するためにここに来ました。」
「私があの時、誤った判断をしていなければ、あなたの息子さんがお亡くなりになることはありませんでした。
本当に申し訳ありません。」と母親に頭を下げる

俺はやってない 俺はやってない やってない やってない やってない やってない やってない やってない やってない やってない
と往生際が悪い南雲

南雲をにらみ、国分に向かって
「国分さん、ありがとうございました。」

検察からは以上です。

いやあ、感動しました。見逃した方はこんなのもありますよ。(^.^)/~~~

http://fod.fujitv.co.jp/s/genre/drama/ser4588/





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